診療内容
耳鼻咽喉科は小さな子供からご年配の方と広い世代の患者さんを対象としており、みみ(痛み、かゆみ、つまり、耳鳴り、難聴、めまいなど)、鼻(痛み、鼻水、鼻つまり、くしゃみ、においが悪いなど)、のど(せき、痰、のど傷み、口内炎、味覚異常、いびきなど)の症状に対して検査、診断、治療を行います。
アレルギー性鼻炎、花粉症、副鼻腔炎、嗅覚障害、中耳炎、耳鳴り、難聴、めまい、扁桃炎、咽喉頭炎、いびきなど幅広く耳鼻咽喉科疾患を診療いたします。
鼻
鼻は鼻腔と副鼻腔に分かれ、肺への呼吸するためのフィルターの役割があります。外気を吸い込む時に加温、加湿、除塵を行い綺麗な空気を気管支や肺に送り込みます。もう一つの重要な機能は嗅覚すなわち匂いを嗅ぐ機能で、五感のひとつです。人では犬などの動物に比べその能力は劣りますが、嗅覚障害は食感を低下させたり、火災時の煙を認識できず、また認知症との関連やコロナ禍で注目された症状です。
代表的疾患には鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(写真)、血管運動性鼻炎、副鼻腔炎(写真)、鼻茸症(写真)、副鼻腔真菌症、好酸球性副鼻腔炎、鼻出血があります。
- 正常
- 鼻炎・花粉症
- 通年性アレルギー鼻炎
急性副鼻腔炎
- 右鼻
- 右鼻後鼻腔
鼻茸症(鼻ポリープ)
- 右鼻
- 左鼻
耳
耳は、外耳、中耳、内耳の3つの部分から成り立ち、音を効率よく伝える構造を形成しています。
内耳は体のバランスを保ための前庭・三半規管と聴覚を担当する部分を有し、内耳の異常は難聴とともにめまい、ふらつきの原因となります。
代表的疾患には、耳垢(写真)、耳介血種、外耳道異物(写真)、中耳炎(写真)、難聴、耳鳴り、突発性難聴、急性低音障害型感音難聴、メニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎があります。
また、難聴に対応する補聴器相談も行っています。
- 耳垢
- 外耳道異物
- 急性中耳炎
- 滲出性中耳炎
- 慢性中耳炎
- 真珠腫中耳炎
喉
のどは、食べ物を食道や胃に送り込むことや声を発生する機能があります。また細菌やウイルスを体内に侵入するのを防ぐ役割もあります。
代表的疾患には扁桃腺炎(写真)、急性咽頭喉頭炎、溶連菌感染症、伝染性単核球症(EBウィルス感染症)、急性喉頭炎、声帯ポリープ、扁桃肥大、アデノイド肥大、急性耳下腺炎、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、顎下腺炎があります。
- 正常
- 扁桃肥大
- 急性扁桃炎
その他
睡眠時無呼吸症候群、亜急性壊死性リンパ節炎、耳下腺腫瘍、甲状腺腫瘍、正中頸嚢胞など